こんにちは!元消防士・救急救命士20年の「みんなの隊長」です。
突然ですが、あなたは「避難中のトイレ問題」を考えたことがありますか?
震災・大規模水害の現場で、私が最もよく聞いた声のひとつが「トイレが一番つらかった」でした。
電気・ガスより先にインフラが止まる水道。仮設トイレが届くまでの数日間——その間、家族のトイレをどう確保するかは、本当に切実な問題です。
今回は、私が実際に防災袋に入れている簡易トイレ「スツーレ(Stule)」と「Dajie」をレビューします。
なぜ簡易トイレが必要なのか【現場目線】
緊急消防援助隊として被災地に入ったとき、衝撃的な光景を見ました。
仮設トイレが設置される前、被災者の方々は公衆トイレや仮設の穴に用を足すしかなかった。
高齢者・子ども・女性にとって、それがどれほど過酷か。現場を知っているからこそ、私は家族に必ず簡易トイレを準備させています。
また、車中泊でも意外と役立ちます。深夜の山中や道の駅、トイレが遠い場所でのキャンプ——普段から使い慣れていないと、いざという時に戸惑うというのが私の持論です。
スツーレ(Stule)の特徴と使い方
スツーレとは
スツーレは、防水性に優れた折りたたみ式の簡易トイレです。袋に凝固剤が入っており、用を足した後は密封して廃棄できます。
- 使い捨て袋タイプ
- 凝固剤で臭いと液体を固める
- コンパクトに折りたたんで防災袋に収納可
- 1セットで複数回使用可能
実際に使ってみた感想
消防の訓練でも使用しましたが、凝固力と密封性が優秀。袋を二重にすることで臭い漏れをほぼゼロにできます。
子どもにも抵抗なく使えたのが大きなポイント。緊張した状況でも「普段から使ってるから大丈夫」という安心感が、子どものパニックを防ぎます。
Dajieの特徴と使い方
Dajieは、よりシンプルな構造の簡易トイレ袋です。
- 軽量・薄型でかさばらない
- 大容量タイプで家族分を備蓄しやすい価格
- 凝固剤別売りで、好みの凝固剤と組み合わせ可能
コスト重視でまとめて備蓄したい方にはDajieが向いています。スツーレをメイン、Dajieをサブとして使い分けるのがおすすめです。
元消防士が推奨する「簡易トイレの使い方ルール」
私が家族に伝えているルールを共有します。
- 防災袋には最低7日分(1人1日4〜5回 × 7日 × 家族人数)
- 車にも常備(渋滞避難時・車中泊時)
- 年に1回は実際に使ってみる(緊急時にあわてないために)
- 廃棄袋(ゴミ袋)と一緒に保管(ゴミの一時保管場所も考えておく)
「普段から使っていないといざという時に使えない」——これは消防の訓練で学んだ鉄則です。道具は使い慣れてこそ意味を持ちます。
まとめ:家族を守るトイレ備蓄は今すぐ始めてください
防災グッズを揃えた人の多くが忘れているのが「トイレ」です。
食料・水・懐中電灯は揃えた。でもトイレは?
被災地で3日間、トイレを我慢した子どもの話を私は直接聞いています。
備えてから後悔しろ。今すぐ、1セット買ってください。
車中泊でも練習として使えます。楽しみながら準備する——それがレスキュー・ライフの考え方です。
みんなの隊長