こんにちは!元消防士・救急救命士20年の「みんなの隊長」です。
車中泊で「窓を全部閉めて眠ったら、朝に頭が痛かった」「やたら眠い」——そんな経験はありませんか?
その原因のひとつが、二酸化炭素(CO₂)の濃度上昇です。
CO₂は空気中に常に存在していますが、密閉空間で人が呼吸し続けると濃度が上がり、眠気・頭痛・集中力低下を引き起こします。これは一酸化炭素(CO)とは全く別の話です。
今回は、車中泊での「二酸化炭素濃度の上昇」を見える化してくれるSwitchBotのCO₂センサーをレビューします。
二酸化炭素(CO₂)と一酸化炭素(CO)——まず混同しないで
この2つはよく混同されますが、全く別のものです。
| 二酸化炭素(CO₂) | 一酸化炭素(CO) | |
|---|---|---|
| 発生源 | 人の呼吸・燃焼 | 不完全燃焼(ガスヒーター等) |
| 危険性 | 高濃度で眠気・頭痛・集中力低下 | 少量で意識消失・死亡 |
| 検知機器 | CO₂センサー(SwitchBot等) | CO警報器(別売り) |
| 車中泊での主な原因 | 閉め切った車内での呼吸 | ガスヒーター・アイドリング排気逆流 |
SwitchBotのCO₂センサーは二酸化炭素専用です。一酸化炭素は検知できません。 COが心配な方は、別途CO警報器の設置が必要です。
車中泊でCO₂濃度が上がる仕組み
普段の外気のCO₂濃度は約400〜450ppm。これが車内で人が眠ると——
- 大人2人で就寝:1〜2時間で1,000ppmを超えることも
- 家族4人(子ども含む):さらに速く上昇
濃度が上がるほど体への影響が出始めます。
- 〜1,000ppm:問題なし
- 1,000〜2,000ppm:なんとなく眠い・頭が重い
- 2,000ppm超:明らかな眠気・頭痛・集中力低下
- 5,000ppm超:吐き気・動悸(屋外では到達しにくいが密閉空間では注意)
SwitchBot CO₂センサーをレビュー
主な特徴
- CO₂・温度・湿度をリアルタイム計測・数値表示
- スマートフォンアプリと連携(アラート設定・グラフ確認)
- USB-C充電式でコードレス運用可
- コンパクトでダッシュボードに置きやすい
実際に車中泊で使ってみた
ハイエースで家族4人(大人2人・子ども2人)で就寝。就寝2時間後にCO₂濃度を確認すると1,800ppm超でした。
「なんか眠い」「頭が重い」の原因がCO₂だったとわかると、対処がシンプルです。窓を5センチ開けるだけで、10分以内に1,000ppm以下に戻りました。
「数値で見える」ことで、感覚頼みから卒業できる——これがこのセンサーの本質的な価値です。
元消防士が推奨する車中泊の換気ルール
- 就寝前に5分間換気(全窓を開けて外気を入れる)
- 就寝中は窓を少し開けておく(メッシュネット推奨)
- センサーで1,000ppm以下を確認してから就寝
- 朝、頭が痛かったら換気不足のサイン(次回に活かす)
まとめ
車中泊で「なんとなく眠い・頭が重い」はCO₂の仕業かもしれません。対策はシンプルで、「換気する」ただそれだけです。
でも、換気のタイミングや量は感覚では判断できません。SwitchBotのCO₂センサーで数値化することで、はじめて「ちゃんと換気できた」と確認できます。
あわせて、ガスヒーターを使う方は別途CO(一酸化炭素)警報器も必ず設置してください。CO₂センサーはCOを検知しません。CO₂とCOは全く別物です。
みんなの隊長